宮城県大崎市の古川警察署で、中学生が指紋採取などの警察の仕事に挑戦する職場体験が行われました。
職場体験は古川中学校の授業の一環として3日から行われていて、4日は2年生の生徒4人が参加しました。
生徒は指紋を採取する鑑識活動に挑戦し、実際の現場でも使われるアルミニウム粉末を空き缶に付けると、慎重に指紋を転写させていきました。
生徒「鑑識作業で指紋を取る作業があったんですけども、とても難しかったです」「将来、刑事になりたいなと思いました」「自分は白バイ隊員になりたいんですけど、その気持ちがもっと高まって、警察署に職場体験に来てよかったなと思います」
古川警察署今野嘉之警務係長「将来の希望として警察官を希望していただければ一番いいのかなと思いますが、何よりも警察活動に興味を持っていただいて、みなさんがより良い生活を送れるように生徒の皆さんも分かってくれればと思ってやっております」
宮城県警によりますと、2024年度の警察官採用試験の志願倍率は2.5倍で、平成以降で最低となりました。県警ではこうした体験学習のほか、警察学校でのオープンキャンパスなどを通じて警察の仕事への理解を深めてもらいたいとしています。