民営化から9年を迎えた仙台空港では、4日から期間限定で瀬戸内のご当地グルメなどが食べられるアニバーサリーフェアが始まりました。
仙台空港は、1日で民営化から9周年となりました。毎年、民営化を記念したアニバーサーリーフェアを開催していますが、今回は定期路線が就航する広島にあやかり、4日から9日まで瀬戸内フェアを開催しています。 売店に並んでいるのは、瀬戸内海に面した広島、岡山、愛媛、香川の4県から取り寄せた物産です。
広島を代表するお菓子のもみじ饅頭、うどんの本場香川のさぬきうどんなど約100種類に及ぶご当地グルメなどが販売されています。
更に空港ビル内の飲食店では、瀬戸内レモンが一面にのったうどんなど期間限定のコラボメニューを味わうこともできます。
仙台国際空港施設営業部筒井公一部長「広島には1日で3便が就航しています。広島に入っていただき、色々瀬戸内を回っていただくことも是非ご検討いただければと思っていますので、魅力をお届けできればと思っています」
フェアではこのほかにも、空港のスタッフが厳選した東北6県の人気お土産も販売しています。
5日からの2日間は、滑走路などで刈った草を餌として食べている、いわぬまひつじ村のヒツジとのふれあい体験や、飛行機型のストラップなどを作るワークショップの開催も予定されています。
仙台空港は2016年7月1日、国が管理する空港として全国で初めて民営化されました。
民営化まで滑走路は国、空港ビルは宮城県などが出資する第3セクターが別々に運営していましたが、全てが民間の会社による一体的な運営になり経営が効率化されました。
更に航空会社が空港に支払う着陸料は国が決めていましたが、民営化によって自由に設定できるようになり、新規路線就航を誘致しやすくなりました。
その結果、国際線は民営化前の週10便が32便と3倍以上になりました。旅客数もコロナ禍で一時的な減少はあったものの、2016年度は316万人余りでしたが、2024年度は約377万8000人にまで、特に国際線の利用者は22万5000人から51万9000人と、2.3倍にまで増えました。
宮城県でも外国人観光客をよく見るようになりましたが、県は外国人だけではなく日本人の利用者も増やそうとキャンペーンを実施していす。仙台空港発着の国際線、国内線の航空券代のキャッシュバックです。
キャッシュバックの金額や条件は色々ありますが、例えば30歳未満の人たちが3人以上のグループ旅行で国際線を使う場合、1人当たり1万2000円がキャッシュバックされます。
更にパスポートを新たに取得したり更新したりして国際線を使う場合は、大人なら1人当たり1万円が更にキャッシュバックされます。もちろん国内線でもキャッシュバックがあります。