宮城県の企業で働く障害者の割合は、全国で下から9番目の低さです。状況を改善しようと、宮城労働局が障害者の雇用を積極的に進める企業を視察しました。

 宮城労働局の局長らが訪れたのは、仙台市若林区にあるアイリスオーヤマの卸町ビルです。このビルには障害者28人が働く事業部があり、販売するマスクの梱包をしたり事務作業をしたりする様子を見学しました。

 アイリスオーヤマは、4つの拠点に障害者を集めた事業部があり、従業員6600人の2.3%130人が障害者です。

 アイリスオーヤマ会田祐一人事部長「色々な部署の協力を得て色々な仕事を切り出していただいて、そこで仕事を安定的にしていただけるような環境が整ってきた」

 政府は、従業員43.5人以上の民間企業に2.3%以上の割合で障害者を雇うよう求めていますが宮城県の企業は202年度、全体で2.21%と全国で下から9番目の低さでした。

 宮城労働局竹内聡局長「(他の企業にも)アイリスさんのやり方などを参考にしていただいて、宮城県の企業の雇用率が上がること、雇用が増えることを期待したい」