仙台89ERSの好調の要因は、アグレッシブな攻撃です。

 青木保憲選手「前年に引き続き、激しいディフェンスは十分通用していると思う。前シーズンと違うのは、オフェンスの部分で全員がアグレッシブにゴールに向かうことをみんながチャレンジしている」

 前のシーズンはリーグ最下位だった平均得点が、ここまで80得点以上を記録しています。

 激しいディフェンスから全員でゴールを狙う姿こそが、仙台89ERSの武器です。

 チームに与えられる休みバイウィークが明け約3週間ぶりのゲームは、サンロッカーズ渋谷と対戦です。

 2日のゲーム1。白のユニホーム仙台は序盤から積極的な攻撃が光りました。渡辺翔太、ワシントン、阿部諒など前半だけで8本の3ポイントを沈め、リードして前半を折り返します。

 しかし、後半に入ると渋谷に堅い守りから流れを奪われ、徐々に追い上げられます。第4クォーターに逆転を許すと、一気に突き放された仙台は追いつくことができず逆転負けとなりました。

 3日のゲーム2。渋谷の日本代表、ジョシュホーキンスが3ポイント決めると今度はシュートをブロック。序盤から渋谷にペースを握られます。

 それでも意地を見せる仙台は、小林が激しいディフェンスでボールを奪うと最後はゲルン、しかし渋谷の堅いディフェンスの前に得点を伸ばすことができなかった仙台。アグレッシブな攻撃が封じられ、3連敗となりました。

 藤田弘輝HCは試合後、渋谷は守りの強度、攻撃の精度が非常に高い素晴らしいチーム。自分たちはステップアップするために1個1個やり続けると前を向きました。