2020年、長野県で男性が拳銃で撃たれた事件で重要指名手配されていた暴力団幹部の男が仙台市で逮捕されました。
殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、指定暴力団幹部の金沢成樹こと金成行容疑者(55)です。
警察によりますと金容疑者は2020年9月、長野県宮田村で暴力団関係者とみられる男性を拳銃で撃って殺害しようとしたとして殺人未遂の疑いで重要指名手配されていました。
数日前にフリーダイヤルで「仙台市内で似た人物を見かけた」と匿名の情報提供があり、警察が捜査していました。
1日朝に宮城県警と長野県警の捜査員が、金容疑者が潜伏していた仙台市若林区のアパートに閃光弾を使って突入し身柄を確保しました。
付近の住民「防護盾みたいな持っている人が立っていて、何か事件があったのかなって」「午前4時ちょっと前くらいに、爆発音みたいな音が何発か鳴ったんですね。そんな方が家のすぐそばに住んでいたと思うと怖いなって思いますね」
近隣住民によると、金容疑者は2023年の夏ごろアパートに引っ越してきたとみられています。
付近の住民「町内会費とか頂きに各ご家庭回るんですけど、ノックしても出てこられなかったり。電気はついていて、いるのかなって思ったんですけども」
警察が突入した際、金容疑者は部屋に1人でいて捜査員に対し本人と認めました。所持品から拳銃は見つからなかったということです。
金容疑者は3年以上に及ぶ逃走期間中、複数の場所に潜伏してたとみられています。警察は家宅捜索を行うとともに、拳銃の行方や逃走ルートなどを調べています。