街中の新たな移動手段として、28日から仙台市で電動キックボードなどのシェアサービスが始まりました。本格導入は東北では初めてです。
サービス開始の28日、仙台市青葉区のアエルで発表会が行われました。
電動キックボードなどのシェアサービスを全国で手掛けるLUUPが行い、仙台市が9エリア目です。
シェアサービスでは、仙台市中心部の88カ所にポートと呼ばれる貸し出し場所が設けられ、電動キックボード100台と電動アシスト自転車70台の計170台を配置します。
電動キックボードは16歳以上が利用でき、運転免許は必要ありません。利用の際は専用アプリのダウンロードが必要です。
阿部美里アナウンサー「まず、乗りたい車両のQRコードを読み込みます。そして返却する目的地ポートを先に選びます。ライド開始ボタンを押すと音が出て光りました。これで利用できるようです」
基本料金は50円で、1分当たり15円が加算されます。車道走行が原則で、最高時速は20キロに設定されています。
阿部美里アナウンサー「初めて電動キックボードに乗りましたが、でこぼこ道なのに安定感があります。これだと移動も楽ですね」
電動キックボードは街中を気軽に移動できる手段として全国で普及が進む一方で、歩行者との接触事故も起きています。
シェアサービスでは安全に利用してもらうため、アプリ内の交通ルールテストで満点を必須とするなど対策を強化しています。
LUUP岡井大輝代表取締役社長兼CEO「2023年7月にルールが新しくなったばかりの乗り物ではありますので、多くの方にルールをしっかり啓発周知する対応を、サービス開始後も地元の方々の声をしっかりヒアリングしながら、必要な安全啓発の対処をしていこうと考えています」
今後は、利用状況を見ながらエリア拡大やポートと車両の数を増やすことを検討しているということです。