東北大学病院に先進的な歯の治療をする、先端歯科医療センターがオープンします。高度な歯科治療施設としては、東北で初めての開設です。

 センターは病院外来棟の5階にあり、内部には東北大学病院の伝統カラーである赤色のれんがが使われています。天然木材も使われ、明るく落ち着いたイメージに統一されています。

 治療のデモンストレーションが行われ、最新の光学スキャナーは歯の画像を立体的に撮影して治療に生かします。

 高精度の顕微鏡も使われ、より細かく正確に外科的な処置ができるようになるとのことです。

 治療の様子は別室のモニターで同時に見ることができ、学生や研修医らの研究や教育にも役立てられます。

 東北大学病院先端歯科医療センター斎藤正寛センター長「首都圏で行っていた先端医療もここで行えるようになった。歯科治療でお悩みの方、ワンランク上の治療を希望される方にお越しいただきたい」

 センターは、5月7日にオープンする予定です。

 東北大学病院によりますと、高度な設備を持つセンターの開設は国立大学では全国で3番目、東北では初めてだということです。

 治療を受けるには、歯科医院の紹介状が必要だということです。