3月に行われる宮城県の公立高校入学試験の出願倍率が発表されました。全日制の平均倍率は募集定員を下回る0・93倍で、過去最低となりました。

 県教育委員会によりますと、全日制は68校129学科の募集定員1万3400人に対し、出願者数は1万2516人で平均倍率は前年度から0.06ポイント下がって0.93倍となりました。これは、過去最低の倍率です。

 理由について県教委は、少子化の進行に加え2026年度から私立高校の授業料の実質無償化が始まることで、私立に合格した生徒が一定数、公立の受験を見送ったためとみています。

 倍率が高かったのは宮城工業・情報技術科の1.68倍、宮城一高普通科の1.61倍、仙台向山理数科の1.60倍などでした。

 全日制各高校の出願倍率、学科別です。

 刈田柴田地区です。
 白石は普通科が0.96倍、宮城県で唯一の看護科が0.98倍です。2025年度から再編した白石高校蔵王キャンパスは募集定員を下回りました。大河原産業は農業科学科が1.06倍、企画デザイン科が0.95倍、総合ビジネス科が0.94倍です。柴田農林の閉校で校名が変わった大河原産業川崎は募集定員を下回りました。

 伊具地区です。
 角田の普通科は0.75倍、伊具の総合学科は0.19倍でいずれも募集定員を下回っています。

 亘理名取地区です。
 名取は普通科が1.10倍、家政科が1.13倍です。名取北は1.07倍です。宮城農業は農業科・園芸科と農業機械科がいずれも1.28倍、生活科は1.38倍などとなっています。

 仙台南地区です。
 仙台一高は1.41倍、仙台二華は1.12倍、仙台三桜は1.35倍、仙台向山は普通科が1.28倍、理数科が1.60倍です。仙台東は普通科が1.26倍、英語科が0.80倍です。宮城工業は最も出願倍率が高かった情報技術科が1.68倍。インテリア科は1.23倍です。仙台工業は機械科が1.20倍、電気科が1.30倍、情報科は1.15倍などとなっています。

 仙台北地区です。
 仙台二高は1.19倍、仙台三高は普通科が1.36倍、理数科が1.20倍です。宮城一高は普通科が1.61倍、国際探究科・理数探究科が1.35倍です。泉の普通科が1.33倍、英語科が1.25倍です。泉館山は1.22倍、宮城野は普通科が1.13倍、前年最も倍率が高かった美術科が1.48倍です。仙台商業は1.18倍となっています。

 塩釜地区です。
 塩釜の普通科は1.28倍、ビジネス科は1.54倍、多賀城の普通科は1.15倍、災害科学科は1.20倍。利府は普通科が0.88倍などとなっています。

 黒川地区です。
 黒川は普通科などいずれの学科も募集定員を下回りました。富谷は1.01倍です。

 大崎地区です。
 古川は0.89倍、古川黎明は募集定員を下回りました。古川工業は土木情報科が0.90倍、化学技術科が0.95倍、などとなっています。鹿島台商業は募集定員を大きく下回っています。

 遠田地区です。
 涌谷は募集定員を大きく下回りました。小牛田農林は総合学科が0.98倍、そのほかのコースも募集定員をやや下回っています。

 登米地区です。
 佐沼は1.00倍、登米は0.60倍です。登米総合産業は、いずれの学科も募集定員を下回りました。

 栗原地区です。
 築館は0.99倍。校名が変わった築館高校一迫商業キャンパスは募集定員を下回りました。

 石巻地区です。
 石巻は0.89倍、石巻好文館は0.84倍、石巻西は1.06倍です。宮城水産は食品科が1.03倍、などとなっています。石巻工業は機械科が1.03倍、土木システム科が1.08倍などとなっています。石巻商業と桜坂はいずれも募集定員を下回りました。

 本吉地区です。
 気仙沼は0.84倍、南三陸は普通科と情報ビジネス科がいずれも0.28倍です。気仙沼向洋は機械技術科が1.00倍などとなっています。

 試験は3月4日からで、合格発表は3月16日です。インフルエンザなどに感染して受験できなかった場合、3月10日と11日に追試験が予定されています。