12月に健康保険証がマイナ保険証に一本化されますが、利用は一向に進んでいません。医療機関からは「患者への対応で負担が増えるのではないか」と懸念の声が出ています。

 仙台市若林区の七郷クリニックでは、2023年5月にマイナ保険証の読み取り機を導入しましたが、利用する人はほとんどいないということです。

 阿部基院長「マイナ保険証を持って来る方の比率は、全体の2%程度に低迷している状態ですね」

 今後マイナ保険証への一本化が進められますが切り替えが順調に進むかは不透明で、患者への対応で医療機関の負担増につながる可能性もあります。

 阿部基院長「わずかな手間でも積み重なると、1人1分かかるといっても100人来れば100分の時間的なロスが手間とかかる訳なので。国民や医療機関にメリットを実感できるような形で還元していただけると、普及率は上がってくるんじゃないかと思います」