宮城県と仙台市が観光振興の財源として導入を目指す宿泊税について、村井宮城県知事自らが出席する説明会が12日午後6時から始まりました。
県民説明会は、宮城県庁で午後6時に始まり宿泊事業者など約100人が参加しています。
宿泊税は宮城県と仙台市が導入を目指していて、1泊6000円以上の宿泊に対し宮城県一律300円を課します。
宮城県は6月上旬から宿泊事業者との意見交換会を各地で実施してきましたが、12日は村井知事が自ら必要性を説明しています。
村井宮城県知事「県議会に提案する前に県民に対し、宿泊税の必要性や私が考える今後の宮城県の観光についてお話させてもらい、このような場を設定させてもらった。皆様からの率直な意見を聞く貴重な機会、時間の許す限り対応してまいります」
村井知事は宿泊税導入の背景や宮城県の観光の将来像などについて説明していて、会場からの質問にも自ら対応する考えを示しています。
宿泊税をめぐっては宿泊事業者などから根強い反対の声が上がっていて、厳しい意見も寄せられるとみられます。
宮城県は18日に開会する県議会に宿泊税に関する条例案を提出する方針ですが、県民の理解が得られていないなどとして県議会の一部の会派からは条例案の提出を見送る要請書が出されています。
説明会は、12日午後8時までの予定です。