さいたま市で女子高校生を殺害した疑いが持たれている男の刑事責任能力を調べるため、さいたま地検が「鑑定留置」を始めました。

 谷内寛幸容疑者(25)は14日、さいたま市桜区のマンションで高校1年の手柄玲奈さん(15)を包丁で切り付けるなどして殺害した疑いが持たれています。

 警察によりますと、谷内容疑者は「通行人を装って殺害する対象の女性を探していた」などと容疑を認める旨の供述をしています。

 さいたま地検は30日、谷内容疑者の刑事責任能力を調べるために鑑定留置を始めたと明らかにしました。

 期間は約3カ月の予定で、精神鑑定などの結果を踏まえて起訴するか判断されます。