宮城県水産高校の生徒が育てたナマコを、石巻市の漁港に放流しました。
資源管理と地域との協力などを学んでもらおうと、宮城県水産高校が授業の一環として行いました。
生徒たちは2024年1月にナマコの子どもを仕入れて、学校の水槽で育ててきました。
30日に海洋総合科の3年生4人が小竹浜漁港を訪れ、地元の漁師らの協力の下で20センチほどの大きさに育ったナマコ70匹を丁寧に放流しました。
生徒「先輩たちから引き継いだナマコを放流して、産卵して稚ナマコにして増えてほしいと思いながら放流しました」「地域産業の一環なので、地域の助けになれればとてもうれしいです」
宮城県漁業協同組合石巻地区支所小竹浜支部鈴木勝さん「冬の貴重な収入源になっているので、放流してもらうと結構助かります」
放流されたナマコは6月ごろに産卵し、新たに産まれたナマコが収穫できるようになるまでには、3年ほどかかるということです。