東北電力の2024年度決算は、3年ぶりの減収減益となりました。石山一弘社長は、電気料金の値下げについて「現時点では難しい」との認識を示しました。
東北電力は、30日に2024年度の決算を発表しました。
売上高は、燃料価格の変動を電気代に反映する燃料費調整額が減少したことなどから前年度から6.1%減少し2兆6449億円でした。
純利益は1828億円で2年連続の黒字でしたが、2021年度以来3年ぶりの減収減益となりました。
2025年度についても為替相場の不透明さや物価高騰の影響などを受け、減収減益を予想しています。
会見で石山一弘社長は、電気料金の値下げについて現時点では難しいとの認識を示しました。
石山一弘社長「電力の安定供給を維持していくためには、自己資本の積み増しにより財務基盤の早期回復に注力していくことが重要と認識」