宮城県大郷町のスポーツパーク構想をめぐり、町は用地の取得と工事の概算金額について議会に説明しました。議会からは、事業費が更に増えるのでないかと問いただす質問が上がり、町と議会の対立が続く形になりました。
田中学大郷町長「自信を持ってみんなで成功するために努力することに意義があるんですよ。努力しないで、ただ足を引っ張っていたら誰も何もできないですよ」
スポーツパーク構想は、2019年の台風19号で被災した粕川地区にサッカー場12面と宿泊施設を整備します。
計画段階で、町の負担は土地の購入費や造成費など約4億円でしたが、物価高騰などを受け約5億5000万円になったと報告されました。
構想に反対する議員からは、疑問を投げ掛ける質問が上がりました。
石垣正博議員「追加の費用が非常に多くなってきている。本当に追加が今後も無いのか。費用がいらないのか」
高橋重信議員「最終的にはどれくらいの含み金額がかさむのか。ある程度の予測を立てていると思うので聞かせてもらいたい」
町と議会をめぐっては、議会解散の是非を問う住民投票について署名が無効だとした一部議員の訴えが仙台地裁で進行中です。
町は今後、裁判の行方を見ながら5月末にも議会に事業費の詳細を説明する考えです。