滋賀県の百済寺で100年ぶりに見つかったのは、織田信長の「朱印状」です。
所在不明になっていましたが、寺の住職が木箱に入った書状を見つけ、本物と判明しました。
書面には、天下統一を目指した信長の代名詞「天下布武」の朱印があります。
信長が勢力を拡大し始めた初期に書かれた貴重なもので、百済寺を祈りを捧げる特別な場所に指定し、財産と土地を保障すると厚遇する内容が書かれています。
東近江市 森の文化推進課 明日一史さん 「上洛(じょうらく)するまでに背後から裏切られてはだめですので、有力な寺院・神社であったり大きな集落にこういうもの(朱印状)を出しています」
百済寺は朱印状が書かれたわずか5年後、その信長の手で焼き討ちされてしまいますが、書状は無事でした。
(「グッド!モーニング」2025年5月1日放送分より)