去年の夏の時期の都内における熱中症の救急搬送者数が約8000人となり、過去最多だったことが分かりました。東京消防庁は「暑熱順化」などの熱中症対策を呼び掛けています。

 東京消防庁によりますと、去年6月からの4カ月間で都内における熱中症の救急搬送者数は7993人で過去最多でした。

 半数以上の4426人が65歳以上で、熱中症になった場所別で見ると自宅などの居住場所が最も多く、2885人でした。

 熱中症は重症化すると命の危険を伴うことなどから、東京消防庁は夏本番を迎える前に無理のない範囲で汗をかく習慣を身に付け、体に暑さを慣れさせる「暑熱順化」などの対策を取るよう呼び掛けています。