日本銀行は1日まで行われた金融政策決定会合で利上げを見送り、政策金利をこれまでの水準に据え置くと発表しました。

 日銀は政策金利を現状の0.5%程度で推移するよう促します。

 アメリカの関税政策で経済の先行きが不透明ななか、政策委員らが全員一致で現状の金融政策を維持すると決めました。

 また、あわせて発表された「経済・物価情勢の展望」では、2025年度の実質GDPの見通しを0.5%と、1月の発表から0.6ポイント下方修正しました。

 消費者物価の上昇率の見通しも2.4%から2.2%に引き下げています。

 2026年度の経済の見通しについても下振れリスクが大きいとしています。