アメリカ・トランプ政権の関税政策による影響が企業業績に悪影響を及ぼしています。

 自動車大手のGMは最大で7000億円以上の損失が出る見通しで、マクドナルドは消費者心理の悪化により売上高がコロナ禍以降最大の落ち込みとなりました。

 GMは1日、今年の通期の業績予想を発表し、関税によるコスト上昇の影響で40億ドルから50億ドル=日本円でおよそ5800億円から7200億円の損失が出るとして通期の利益の見通しを引き下げました。

 一方、マクドナルドが発表した1月から3月のアメリカ国内の既存店売上高は3.6%減少し、コロナ禍で外食が制限された2020年以来の大幅な落ち込みとなりました。

 今後の経済の先行きに懸念が高まるなか、消費者心理が悪化し低所得者層に加えて中所得者層の売り上げも減っているということです。