輸入された木材で作るのが一般的なピアノを、加工が難しい国産の杉の木材を使って実現した製品が東京の音楽イベントで披露されました。
こちらの「ストリートピアノ」は、静岡の浜松市特産の「天竜杉」が使われています。
一般的にピアノは、輸入の硬い木材で作られ、杉の木材は軟らかく、傷が付きやすいなどの理由から使われてきませんでした。
今回、浜松市の楽器メーカーが地元の材料にこだわり、木材の加工や部品の製造などを市内の6社と協力して製品化しました。
ピアノを弾いた人 「木のほのかな香りを感じて、すごく気分よく弾けました」
「天竜杉のピアノ」は、東京で開かれている音楽祭のプログラムのひとつとして、5日まで設置されています。