85年前に戦争の影響で開催が中止となった幻の万博があります。その入場券が「大阪・関西万博」でも使えることになり、チケットの引き換えが始まりました。

 1940年に東京と横浜で開催予定だった「紀元2600年記念万博」は、日中戦争のあおりを受けて無期限の延期となり、「幻の万博」とされました。

 万博協会によりますと、前売り券は100万枚が販売され、延期決定後に払い戻されましたが、そのまま手元に残した人も少なくなかったということです。

 5日、チケット引き換えの1人目となったのは大阪府泉佐野市出身の男性で、早速、1日券2枚を手にしました。

ネットで購入 チケット交換した男性 「万博関係(グッズなど)に興味があった。自分の初めての万博なので、何か思い出を残したいと思った時、今回のチケットが使えるんじゃないかと」

 万博協会は「今後も過去のチケットの引き換えに対応していく」としています。