宮城県内の高校生を特殊詐欺グループの拠点があるミャンマーまで連れ去ったとして、宮城県警が近く29歳の男を逮捕する方針を固めたことが分かりました。
住所不定・無職の29歳の日本人は、オンラインゲームを通じて宮城県内の高校生を誘い出し、ミャンマーの特殊詐欺グループの拠点で詐欺に加担させた疑いが持たれています。
男は2月にタイ当局に拘束された後、別の事件をめぐる監禁容疑で大阪府警に逮捕されていました。
その後の捜査関係者への取材で、宮城県警は高校生を連れ去った疑いで近く男を逮捕する方針を固めたことがわかりました。
高校生は「警察官を装って高齢者を標的に電話した」と話していて、警察は男が特殊詐欺のリクルーター役を担っていたとみて調べを進めています。