1日に宮城県石巻市の金華山沖で小型漁船が転覆した事故で、同じ漁船が2019年にも転覆事故を起こしていたことが分かりました。
宮城海上保安部によりますと1日午後1時ごろ、石巻市の金華山南東沖約15キロの海上で、県漁協に所属する石巻市の底引き網漁船第2山神丸が、操業中に転覆しました。
漁船には、船長の日本人1人と外国人5人の計6人が乗っていましたが、約1時間後に救助されいずれもけがはありませんでした。
当時は海底から網を引き揚げる作業中で、何らかの原因で転覆したとみられています。
この漁船は、2019年にも金華山沖で操業中に転覆し、乗組員1人が亡くなる事故を起こしていました。
当時の事故調査報告書によると、原因は満杯になった網を一気に船に引き揚げた際にその重さに耐えきれず、横転して転覆したとされています。
宮城海上保安部では、事故原因や操業の手順に問題が無かったか調査を進めることにしています。