宮城県岩沼市の海岸で保育士の女性が殺害された事件で、宮城県警は17日、死体遺棄容疑で逮捕していた知人の男を、殺人の疑いで再逮捕しました。
佐藤蓮真容疑者(21)は4月、岩沼市下野郷の海岸で、保育士の行仕由佳さん(35)を刃物で殺害した疑いが持たれています。
行仕さんの遺体は、波消しブロックの間で発見され、胸や腹など複数か所に刃物で刺された痕が残されていました。
捜査関係者によりますと、佐藤容疑者は、行仕さんを自宅付近から車に乗せて海岸まで連れて行き、現場付近で殺害したとみられています。
県警は、新たに凶器とみられる刃物も発見したということです。
また、佐藤容疑者はキックボクシングの選手で、行仕さんは佐藤容疑者からチケットを購入して試合を観戦していました。
県警は、通信アプリの履歴などから、2人が親しい仲にあったとみて詳しい事件の経緯や動機などを調べています。