新しいローマ教皇レオ14世が、ロシアとウクライナの直接協議の場にバチカンを提供する意向を示しました。

 AP通信などによりますと、バチカンの国務長官を務めるパロリン枢機卿は、16日にトルコで3年ぶりに行われたロシアとウクライナの直接協議で、停戦の合意ができなかったことについて「悲劇的だ」と述べました。

 そのうえで新しいローマ教皇レオ14世が、バチカンを両国の直接協議の場として提供する考えを持っていることを明らかにしました。

アメリカ ルビオ国務長官 「(Q.バチカンは仲介役となる可能性はあるか)仲介役と呼ぶのは適切ではないが、確かに双方が安心して訪れられる場所だ」

 アメリカのルビオ国務長官は、18日のレオ14世の就任式に出席するためバンス副大統領とともにバチカンを訪問中で、協議の場とする申し出について肯定的な考えを示しました。

 ロイター通信によりますと、就任式にはウクライナのゼレンスキー大統領も出席する予定です。