自民党の森山幹事長は、夏の参議院選挙に向けて与野党から消費税の減税を求める声が上がっていることについて「ポピュリズムの政治をしては国がもたない」と述べ、減税論を牽制(けんせい)しました。
自民党 森山幹事長 「私は自民党の幹事長として正直な政治をしたいんです。間違ってもポピュリズムの政治をしては国はもちません。そのツケはすべて国民に返っていくんですから」
森山幹事長は日本の財政状況について「1182兆円の借金がある。しっかり返しながら財政運営をしないと国が破綻する」と述べ、財政健全化の必要性を改めて強調しました。
また、通常国会の会期末まで約1カ月となるなか、20日に審議入りする年金改革法案を念頭に「成立を目指して今月末までには参議院に送れるように努力したい」と述べました。