絶滅危惧種のアカウミガメがボートにはねられ、アメリカ・フロリダ州の病院に運ばれました。馬用のCTで検査をしたところ、意外な結果が分かりました。
AP通信によりますと、今月中旬、フロリダ州大西洋側の海岸で絶滅危惧種のアカウミガメの雌がボートにはねられました。
治療のため動物病院に運ばれましたが、140キロ近い個体だったため、この病院ではCTでの検査ができませんでした。
別の病院で人間用の機械でCTスキャンをしようとしましたが、それでも入りませんでした。
そこで馬用のCTを使用したところ、無事に実施できたということです。
その結果、お腹に卵を抱えていることが分かりました。
治療にあたっているヘザー・バロン氏は、このアカウミガメは産卵のために海岸に向かっていたと推察していて、「できるだけ早く海に戻してあげたい」と話しています。