前の駐日アメリカ大使を務めたラーム・エマニュエル氏が、次の大統領選挙への出馬を検討しているとアメリカメディアが報じました。

 ウォール・ストリート・ジャーナルは26日、民主党のエマニュエル前駐日大使が、2028年のアメリカ大統領選への出馬を「公然と検討し、自身を党の救世主に位置付けようとしている」と報じました。

 インタビュー記事のなかでエマニュエル氏は、現在の民主党のイメージが「弱々しい」などと指摘したうえで「トランプ氏に対抗するというだけではなく、アメリカのために戦うという明確な考え方を示さなければならない」と述べるなど、意欲を示しています。

 エマニュエル氏はシカゴ市長を務めた後、今年1月までバイデン政権下で大使として日本に駐在し、帰国した現在はメディアや講演での活動を続けています。