陸上自衛隊の王城寺原演習場で実弾射撃訓練が行われ、その様子が報道公開されました。

 王城寺原演習場では29日までの3日間、陸上自衛隊東北方面特科連隊が155ミリりゅう弾砲の実弾射撃訓練を行いました。

 今回使用された砲弾は、全長約70センチ重さ43キロで、時速800から900キロの速さで撃ち出されます。

 レーダーなどを使い目標を観測し、指揮班が空気密度や風速を計算したうえで発射角度などを調節し射撃します。

 約400名の隊員が各部隊に分かれ、29日は約380発を打ち込みました。

 訓練を通して、射撃精度や装填速度などのデータを分析し改善につなげます。

 陸上自衛隊東北方面特化連隊長矢山善隆1等陸佐「厳しく複雑な国際状況だと思っております。あらゆる困難を克服して、与えられた任務をしっかりと達成できる練度を持たないといけない」

 宮城県でこの訓練が公開されるのは、令和になってから初めてだということです。