食べるだけじゃない食べ放題の魅力に迫ります。

■食べるだけじゃない食べ放題

 カキの身はたっぷり、プルンプルン。ホタテからはジュワッと旨味がしみだします。

 大ぶりで肉厚。新鮮すぎる魚介がまさかの…。

ちがさき倶楽部 石澤善之店長 「食べ放題ですね」

 神奈川県茅ケ崎市の店では50種類以上の魚介などが食べ放題です。

神奈川県内から来た人 「コンプリートしたいっす」

 「品数」もさることながら、この店、最大の特徴は…。

神奈川県内から来た人 「香りめっちゃ良いです」

 テーブルに君臨するのは大きなコンロ。実はここ、取った食材を自分で焼くスタイルなんです。

神奈川県内から来た人 「いただきます。うまっ」

 男性が味わったのは、直前までいけすに入っていた「サザエ」。海から網へ。直接運んだような新鮮さが魅力です。

神奈川県内から来た人 「食感めっちゃプリプリでした」

 ビュッフェ台には、そのまま食べられる料理も並ぶほか、1組1品限定で「釜めし」も付いてきます。

 先ほどの男性は、これで2周目に突入です。

神奈川県内から来た人 「あと20分…。まだ20分あるんで大丈夫」

 20分を残し、焼くのはキンメダイの干物です。

神奈川県内から来た人 「35分だから…あと2分」

 全メニュー制覇を目指すなか、3周で時間オーバーになりましたが…。

神奈川県内から来た人 「4000円でこんなに食べられるのはヤバい」

 コスパの良さと新鮮さには、理由があります。

石澤善之店長 「ここが小田原の早川漁港で魚の卸をやっている会社がやっている。ホタテやサザエを腹いっぱい食べるのは人生でなかなかない。それを店に来たら気にせず食べられる」

 「体験型」の食べ放題は群馬県の沼田にも…。

群馬県内から来た人(60代) 「ぜいたく。高級感がありますよね」

千葉から来た人(50代) 「ぜいたくな気持ち。懐石料理だと大きい皿にちょっとのって」

 懐石料理にも登場する「ぜいたくな一品」を立ったまま味わう、こちらは…。

生ゆば処 町田屋 町田恭章さん 「自分でゆばすくって食べて、だいたい1時間食べ放題で」

 ここでは「ゆばすくい体験」が800円、すくったゆばは食べ放題です。

群馬県内から来た人(60代) 「簡単にすくえたので良かった。おいしい?」 「うん、甘くておいしいです」

 さらに、体験だけではない、驚きのサービスも…。

群馬県内から来た人 「玉ねぎの甘さが出てる。おからに玉ねぎって入れる?」 「あんまり入れないよね」

 2人が食べていたのは「ポテトサラダ」ではなく「おからサラダ」。

 ゆば専門店ならではのお惣菜10種類ほども食べ放題です。

町田恭章さん 「なるべく皆さんにおいしいものを提供したい。今は10種類以上ある」

 あくまで「体験」がメインなので、この立ち食いスタイルだそう。

 3日、結婚25周年を迎えたという夫婦も、すくった「ゆば」を片手に醤油などで味付け。まずはシンプルにパクリ。

 その後もするりとすくって、慣れた手つきでさらにひとすくい。お惣菜も味わいつつ、主にゆばをすくっては食べ…。

千葉から来た人(50代) 「10回やりました。だいぶおなかいっぱいになりました」 「次、最後で…。21回目。これで最後にしようかなと」

 妻は10回、夫は21回でゴールインです。

千葉から来た人 「ここ以外でゆばでおなかいっぱいになるってない。初めての経験だし、ずっとここでしかない」

 ちなみに、ゆばを何枚食べれば元がとれるかも教えてくれました。

町田恭章さん 「ぶっちゃけゆばは4~5枚。食べてもらえば元がとれちゃう。満足して帰っていただきたいのが信条ですかね」