仙台市で水痘、いわゆる水ぼうそうの感染が急拡大しています。
1日までの1週間に仙台市で確認された水ぼうそうの感染者数は、1医療機関当たり1.53人と前の週の約2.8倍となり、過去5年で最多となりました。
仙台市の担当者によりますと、水ぼうそうは例年冬場に流行する傾向がありますが、感染者数の多さや初夏に増加する傾向は珍しいということです。
水ぼうそうは、2週間から3週間の潜伏期間の後、かゆみを伴う発疹や発熱などの症状が見られる感染症です。
せきやくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むほか、水泡に触ることなどでも感染します。
子どもの病気というイメージのある水ぼうそうですが、大人が感染するとまれに肺炎や脳炎などの合併症に陥るなど、重症化するケースがあります。
仙台市は日頃から手洗いやせきエチケットなどの対策を行うほか、感染が疑われる場合には早目に医療機関を受診するよう呼び掛けています。