来月の山開きを前に富士山の5合目では「弾丸登山」を防ぐための常設のゲートが設置されました。

 富士山の山梨県側の吉田ルートでは、5合目の登山道に常設のゲートが設置されました。

 高さ3.5メートルほどの鉄製で神社の鳥居や「関所」をイメージし、冬の厳しい環境にも耐えられるということです。

 山梨県は山小屋などで休憩せずに山頂を目指す「弾丸登山」を防ぐため午後2時から午前3時までゲートを閉鎖し、山小屋を予約した人と下山する人以外は通行できなくなります。

レンジャー 「皆さんの格好が気になったのでお声掛けさせていただきました」

軽装の登山客役 「俺たちいつもこれだもんね、いつもこれで登ってる」

 また、県職員の「富士山レンジャー」による安全指導の予行演習も行われました。

軽装の登山客役 「(Q.今日も山頂へ行く?)行く行く。全然行く」

レンジャー 「ちょっとその格好だと心配なんです。富士山は標高が高いのでとても自然環境が厳しいところです。登山に適した格好をそろえて頂ければお通しすることができます」

 富士山では「軽装での登山」も問題になっているため、登山客らに防寒具の有無を確認したり、持っていない場合は売店での購入やレンタルを勧めたりするということです。