核兵器の廃絶に向けて取り組む被爆者らが、核保有国のイギリスで現地の大学生と交流しました。

 このイベントは被爆80年にあわせて外務省が主催したもので、広島県の被爆者ら5人がイギリスの大学生と対話しました。

 8歳で被爆した八幡照子さんは恨みをどう乗り越えたのかと問われ、「恨みは平和をもたらさないという思いで非核を訴えてきた」と述べました。

 そのうえで、「今、核抑止論は破綻する危機にある」と警鐘を鳴らしました。

八幡照子さん(87) 「武力のエスカレーションが行われています。地球がかつての広島になりますよと、そういうことを訴えていかなくては」

 一行は17日にポーランドも訪れ、現地の若者と交流する予定です。