日本銀行は16日から2日間、金融政策決定会合を開きます。アメリカの関税政策の先行きが不透明ななか、市場では今回も利上げは見送られるとの見方が広がっています。

 日銀は前回5月の会合で、政策金利を0.5%程度に据え置きました。

 植田総裁は今月3日に、アメリカの関税政策によって「各国の通商政策の今後の展開を巡る不確実性はきわめて高い」と述べています。

 このため市場では、経済や物価の動向を引き続き慎重に見極めるため、3会合連続で利上げは見送られるとの見方が有力です。

 今回の会合では、足元で長期金利が上昇するなか、国債買い入れの減額幅を見直すかどうかが焦点です。