悪質な自転車の運転に対して反則金の支払いを求める、いわゆる「青切符」による取り締まりを来年4月1日から始めることが閣議決定されました。

　警察庁は去年、道路交通法を改正し、自転車の交通違反に対して車やオートバイと同様に「反則金」を設け、納めれば刑事罰を免れる「青切符」の導入を決めました。

　この「青切符」制度については、今年4月から意見募集が行われ、その結果を受けて来年4月1日から制度が導入されることが17日、閣議決定されました。

　導入される自転車の反則制度は16歳以上の運転者すべてに適用され、113の違反行為が対象となります。

　主な違反行為の反則金は、携帯電話を使用したり持ったりしながら運転した場合などは1万2000円、傘を差したり、イヤホンを付けて音楽を聴いたりしながら運転した場合は5000円、信号無視は6000円、逆走や歩道通行などの通行区分違反は6000円などとなっていて、これらの額は原付バイクでの反則金と同額となっています。

　このほか、自転車固有の違反として、ブレーキのない自転車を運転した場合は5000円、2人乗りや並走した場合は3000円などと反則金が定められています。