サービス付き高齢者住宅を運営する宮城県石巻市のエムティシーが、自己破産を申請したことが分かりました。
13日付で仙台地方裁判所に自己破産を申請したのは石巻市でサービス付き高齢者住宅、華心を運営するエムティシーです。
帝国データバンクによりますと、エムティシーは2009年8月に設立し2012年2月に石巻市で初のサービス付き高齢者住宅、華心を開業しました。
2024年9月期には、年間の収入高約4000万円に対し約400万円の当期純利益を計上していました。
しかし、石巻市で介護施設の開設が相次いだことで入居者の獲得が進まず稼働率が低下したことや、光熱費や人件費など経費が増加したことで厳しい経営状況が続いていました。負債は約3億2000万円です。
運営する華心は、6月末まで営業を継続するということです。
石巻市によりますと、華心には6月上旬時点で約20人が入居しているとみられますが、市では後を継ぐ事業者が見つかったという話は聞いていないとしています。