ミャンマー国軍に拘束されている民主化指導者、アウンサンスーチー氏が、心臓などに健康上の問題を抱えているにもかかわらず、適切な治療をされていないことが分かりました。

 ミャンマーの独立系メディアは、2021年2月の国軍によるクーデター以降、拘束が続くスーチー氏(80)が、首都ネピドーにある軍の施設にいるとするNGOの調査結果を報じました。

 NGOによりますと、スーチー氏は軍に厳しく監視されていて、家族との面会も許されていないということです。

 スーチー氏は現在、心臓や歯などに健康上の問題を抱えていますが、適切な治療を受けさせてもらえず、最低限の投薬治療にとどまっているということです。

 NGOは、スーチー氏の即時解放に向けて行動するよう国際社会に訴えています。