海で働く漁師を守るためのGPSシリーズ第2弾です。東京都の民間企業が宮城県南三陸町と連携して開発を進めてきた、GPS付きのかっぱのメディア向け説明会が行われました。
GPS付きのかっぱは、船上や岸壁での作業中に海への転落事故に備えて開発されました。
東京都の企業ガーディアン72が主体となり、GPS付きライフジャケットをベースに、漁師が着用するかっぱの開発が進められてきました。
6月30日に南三陸町の県漁協志津川支所で、メディア向けの説明会が行われました。 かっぱの肩や背中の部分にGPSが装着されていて、着用することで海や岸壁での転落事故が発生した際に、GPSの位置情報を基に迅速な救助が期待できるということです。 ガーディアン72有馬朱美社長「(GPS付きライフジャケットは)津波に対する実証実験を繰り返してきて、その中で漁協の方からこれを漁業従事者の方に活用できないかという相談を受けました」
県漁協志津川支所行場博文運営委員長「どっちかというと高齢化になっていく中で、船に乗る前や船に乗る時の事故であったり、岸壁でロープに足を引っ掛けて落ちたりということが多い」
7月中旬までに商品サンプルが完成し、試験運用を経て年内の実用化を目指しています。