札幌市で塗料の販売店を営む男性のもとに、先月末、一本の電話がありました。

教師・加藤一二三を名乗る男 「学校の緊急補修に使う資材を購入したい」

 男は、実在する中学校の学年主任・加藤一二三を名乗り、3つの商品の発注書と教育委員会と書かれた許可通知書を送ってきました。

 男性が注文通りに商品を仕入れると、さらに追加の発注がありました。

 会話などから違和感を覚えた男性は、商品を受け取り、金を支払わない“取り込み詐欺”を疑いました。

塗料販売店の男性 「加藤さんと名乗る方に『もうばれていますよ』と伝えたらすぐに電話が切れた」

 警察に相談すると、市内にある別の5つの塗料店にも似たような注文があったことが発覚しました。

 ANNが確認したところ、教師の加藤一二三は実在しませんでした。

 警察が事実確認を進めています。

(「グッド!モーニング」2025年7月6日放送分より)