アメリカ金融大手「ウェルズ・ファーゴ」の女性幹部が、中国からの出国を禁じられていることが分かりました。

 中国外務省は21日の会見で「ウェルズ・ファーゴの茅晨月氏は中国が捜査中の刑事事件に関与しており出国制限措置が取られている」と明らかにしました。

 ロイター通信などによりますと、マオ氏は上海出身のアメリカ人で数週間前に中国に入国した後に、出国が禁止されました。

 この措置を受けて、ウェルズ・ファーゴは、全従業員の中国出張を取りやめたということです。

 中国外務省は「中国人でも外国人でも中国では中国の法律を順守しなければならない」と強調しています。

 また、ワシントンポストは4月に中国に入国したアメリカ商務省の職員も、出国禁止の措置を受けていると報じましたが、中国外務省はこの件に関しては「具体的な情報はない」とコメントしています。