夏の高校野球宮城大会は24日に準決勝2試合が行われ、仙台育英と東北学院榴ヶ岡が決勝進出を決めました。
第1試合は第1シード仙台育英と、勝てば1964年以来の決勝進出となる仙台一高が対戦。試合は序盤から動きました。
1回裏、仙台育英はランナー2塁で3番土屋君がライトスタンドへ大会第10号となるホームランを放ち2点を先制します。
対する仙台一高は3回表、1塁2塁のチャンスで4番水上君がセンターへのタイムリーで1点差に詰め寄ります。
その後、仙台育英が2点を返し迎えた6回裏、ランナーを2人置き1番田山君が試合を決定づける3ランホームラン。
2本のホームランで仙台一高を突き放した仙台育英は、7回コールドで4年連続の決勝進出を決めました。
仙台育英土屋璃空選手「しっかりコンタクトするというのが自分の長所なので、しっかりコンタクトした形がああいうホームランにつながった。楽天モバイルパーク宮城でリベンジを果たすという意味で、絶対に76人で甲子園に行くという思いを持って決勝に臨みたい」
第2試合は第3シード東陵とノーシードから勝ち上がった東北学院榴ヶ岡が激突。
東陵は1点リードで迎えた5回裏、チャンスで3番赤間君がライトへのタイムリーで1点を追加し2−0とします。
東北学院榴ヶ岡は6回表、ノーアウト1塁3塁で3番後藤君のセーフティスクイズで1点を返すと、続くチャンスで5番武田君が犠牲フライ。2−2の同点に追いつきます。
息詰まる攻防は続き、同点のまま試合は9回表へ。
東北学院榴ヶ岡は1塁3塁とし、打席には途中出場の七森君。バントが相手のミスを誘い3塁ランナーが生還。これが決勝点となり、東北学院榴ヶ岡が33年ぶりの決勝進出を決めました。
七森飛選手「賭けではあったが成功したので良かった。甲子園行きたいし行けるチームだと思っているので絶対決勝で勝って甲子園行きたいです」
夏の高校野球宮城大会の決勝は、28日午後3時に楽天モバイルパーク宮城でプレイボールです。
仙台育英と東北学院榴ヶ岡が甲子園出場を懸けて戦います。
khb東日本放送では、28日午後2時47分から実況生中継でお伝えします。
【夏の高校野球宮城大会準決勝】
仙台育英8×−1仙台一 7回コールド
東陵2−3東北学院榴ヶ岡
@石巻市民球場