6月に走行中の山形新幹線の新型車両で発生した故障の原因が明らかになり、8月から順次、単独運転が再開されることになりました。JR東日本は改めて謝罪するとともに、再発防止に努めるとしています。

 JR東日本高岡崇東北本部長「これまでご迷惑をお掛けした皆様に対しておわびを申し上げるとともに、改めて利用促進に向けて我々も努力してまいりたいと思いますし、是非ご利用いただきたいと思っております」

 25日の記者会見でJR東日本の高岡崇東北本部長は、新型車両の故障とそれに伴う運転中止について改めて謝罪しました。

 JR東日本では6月、栃木県で回送運転中だった山形新幹線の新型車両E8系が加速できなくなるなど、同型の車両で計5件の故障が発生しました。

 調査の結果、電力を供給する補助電源装置内の半導体部品と制御基板の組み合わせが不適切だったことが原因と分かり、JR東日本は対策を講じたうえで8月1日から新型車両の単独運転を順次再開するということです。

 また、大雨の被害で2024年7月から運転を見合わせている陸羽東線について、9月から本格的な復旧工事に着手することも発表されました。約2年をかけて、崩れた盛土などを復旧するということです。