仙台市の八木山動物公園で、夏休み中の子どもたちが飼育員の仕事を体験しました。掃除に餌やり、一生懸命動物の世話をしました。
八木山動物公園では動物を理解し尊重する心を育もうと、夏休みに飼育員の体験教室を開催しています。
25日は、100人以上の中から抽選で選ばれた小学生26人が参加しました。
内田有香アナウンサー「こちらで体験するのはゾウ舎の掃除です。毎日100キロ近くあるふんをスコップを使って集めています」
飼育員は毎朝、3頭のゾウのふんを片づけていますが、ゾウが過ごすために快適な環境を作るだけではなく形や大きさ、水分量などを見て健康状態を確認しています。
子どもたちは飼育員からアドバイスを受けながら、初めての体験に汗を流していました。
子ども「アフリカゾウのふんはこんなに臭いんだなと思った」「毎日飼育員は重いゾウのふんを片づけているところがすごいと思った」
他にも、ゾウが暑さで弱らないよう水を掛けて餌やりも体験しました。ゾウが口を開けたタイミングに合わせてリンゴやニンジンを投げ入れ、おいしそうに食べる様子を観察しました。
子ども「すごく迫力があって遠くから見るのとは違った」「近くで見ると大きくて食べるところが可愛かった」「なかなかできない体験ができて楽しかった」
八木山動物公園飼育展示課高田頌子さん「他の動物にも興味を広げてもらい、色々な動物を観察して好きになってもらえたら」
八木山動物公園では8月21日から24日には、夜の園内を楽しめるイベントも予定しています。