2025年1月1日時点の宮城県の人口は222万人あまりと2024年より1万7000人以上減少しました。人口の減少は11年連続です。

 総務省が発表した1月1日時点の住民基本台帳に基づく宮城県の人口は、222万4980人でした。2024年の同じ時期より1万7409人減少していて、全国で10番目に、人口が減った県となりました。

 宮城県の人口は2005年から減り始め、2011年の東日本大震災で大きく落ち込みました。増加した年もありますが再び減少に転じ、2025年で11年連続の減少です。 自治体別でみると、人口が増加しているのは、35市町村のうち名取市と富谷市のみで、どちらも増加率は0.1%にも達しません。

 一方、人口が最も減っているのは丸森町で、前年に比べ2.85%の減少。次いで、色麻町と涌谷町の人口減少率が高くなっています。

 宮城県の総合政策課は「結婚や出産を希望する人のための環境や、働きやすさなどを改善し若い世代に住んでもらえる宮城県にしたい」とコメントしています。

 出生数と死亡数の差では、県内すべての市町村でマイナスとなっています。出生数を上げることが一番の課題となっています。