宮城県栗原市若柳では、早朝からお盆市が開かれ多くの人でにぎわいました。
午前5時から開かれたお盆市の会場には、お盆用の花や野菜などを売る8つの出店が軒を連ねました。
仏壇などに供える菊の花などは、市価よりも2割ほど安く売られていました。
買い物客「花の盛りが凄いし良いなと思って来てます。若干安いです」「ありがたいですね。あちこち回るよりもここへ来ると新しいお花だったり、直ぐに買い求められるのでこういうのがあると良いですね」
また、帰省する家族などに振る舞おうと、煮付けに使うゴボウなどを買い求める人の姿も見られました。
このお盆期間中には、震災遺構にも多くの人たちが訪れています。
東日本大震災の津波で校舎の2階まで浸水した、仙台市若林区の荒浜小学校は避難した児童や教職員、地域住民ら約320人の命を救いました。
被害を受けた教室や廊下、当時の街並みの模型などが津波の脅威と教訓を訪れた人たちに伝えています。
来館者「これだけの被害を見て、より身近に感じられたのと、対策をしておかないとと感じさせるものがありました」「南海トラフ地震とかも来ると言われているので、ここで学んだことを生かしてしっかりいろんな可能性を考えて備えていきたい」
荒浜小学校では、お盆や夏休み期間中は来館者が増えると見込んでいて、8月末まで開館時間を1時間延長しています。