盆の入りの13日、各地の霊園や寺院では朝早くから墓参りをする人の姿が見られました。
約2000の墓がある仙台市青葉区の北山霊園では、暑さを避けようと気温が上がる前に墓参りをする家族連れなどが多く訪れていました。
訪れた人たちは墓石を拭くなどして墓をきれいにした後、線香を上げ静かに手を合わせていました。
墓参りをした人「父の新盆で息子たちにとってはおじいさんに、新しい命が授かったことを報告しました。元気に頑張りますとご先祖様に伝えました」「安らかに眠っていただきたいという思いと最近自然災害が多いので、少しでも災害が少なくなるように見守っていただきたい」
一方、宮城県気仙沼市本町の観音寺の墓地は山の上にあり、津波の被害は免れましたが、約1500人の檀家のうち、3分の1が被災しました。
墓参りをした人「ご先祖様はじめお母さんが震災で亡くなったので、お盆迎え火炊いてお迎えしないと」「子どもや孫たちを見守ってほしいなという思いで来てます。この間の津波の警報があったりすると東日本大震災を思い出して、もう二度とあのようなことは経験したくないなという思いですね」