「セクストーション」と呼ばれる新たな手口の特殊詐欺被害が急増しています。アメリカでは自殺者を出す社会問題になっています。

 英語を学ぶための交流アプリで、海外の女性と知り合った10代の男性。やりとりを重ねるうちに親密になり、「体を見せて」と言われ、相手が衣服を脱いだため応じてしまいます。

 すると、「録画した」と伝えられ、現金やギフトカードを送らなければインスタグラムで「映像をばらまく」と脅される事態に。

 性的な映像や画像を送らせて、それを「拡散する」と脅し、金銭を要求する「セクストーション」という手口。

 NPOには被害の相談が急増。先月の時点で去年1年間の件数を超えました。

NPO法人ぱっぷす 内田絵梨理事 「小学生ぐらいから40代、50代の男性まで(幅広く)相談が寄せられている。もう一度、もう一度と払い続けて100万円以上払ってしまった人もいる」

 金銭を支払っても映像は削除されず、要求はさらにエスカレートするという卑劣な手口。NPOは、とにかくお金を支払わず、すぐに警察や関連団体に相談してほしいと訴えています。

(「グッド!モーニング」2025年8月18日放送分より)