去年、東京・葛飾区であった強盗事件で、住人にけがをさせて現金を奪った罪に問われている実行役の男が、初公判で起訴内容を認めました。

 山内裕太被告(30)は去年11月、葛飾区の住宅に侵入して住人の70代男性の顔などを殴ってけがをさせたうえ、現金およそ100万円を奪った罪に問われています。

 18日東京地裁で開かれた初公判で、山内被告は起訴内容を認めました。

 検察側は、冒頭陳述で「金のありかを聞くために男性の足の爪をはがすなどした」と指摘しました。

 弁護側は「指示役に個人情報を渡してしまったうえに、『やらないとお前らを殺すぞ』などと言われていた」「従属的な立場で逆らうことができなかった」などと主張しました。