警察官が、事件現場の状況を無線で正確に伝える技術を競う大会が開催されました。

 「男、20代、身長160センチから165センチ、体格中肉」

 警察官の初動対応能力を高めようと、宮城県警が毎年開催している大会には、24の警察署からそれぞれペアとなる2人の警察官が参加しました。

 参加者は質屋で強盗事件が発生したという想定で、現場の状況を無線で警察署や県警本部へ伝える技術を競います。

 「強盗と思われる容疑事案発生。発生時間9時56分、包丁で強盗したもの。なお黒い車に乗って北進逃走、どうぞ」

 審査のポイントは迅速かつ正確に、そして簡潔に情報伝達することです。実際の事件捜査でも初動の対応が重要となることから、本番さながらの緊迫感が漂っていました。

 参加者「(実際の)現場でも同じように早く聴取して、警察と本部に速報するということを心かけて頑張りたいと思います」

 上位の成績を収めた警察官4人は、9月に東京で開催される全国大会に出場します。