宮城県内のスーパーで、23日から新米の販売が始まりました。価格は去年の約1.6倍となりましたが、心配された猛暑の影響はありませんでした。

 仙台市若林区のみやぎ生協荒井店で販売が始まったのは、ひとめぼれの新米です。23日は試食も配られ、買い物客は、炊き立ての新米をほおばっていました。

 試食した子ども「ほくほくな感じがする」

 試食した子ども「ホカホカしていてすごくおいしかった」

 今年の新米の価格は5キロで4190円。生産者に支払われる概算金が引き上げられたことなどから仕入れ値が上昇し、販売価格は去年より1500円ほど高くなっています。

 一方で、心配された暑さや水不足に関しては、生産者がこまめに管理をしたことで味への影響はないということです。

 買い物客「息子のところに送ろうと思って。宮城のお米はおいしいと言っている。(新米が)出たときは食べたいですよね」

 買い物客「物価が上がっているからこのくらいは仕方がないんじゃない。(5キロ4190円は)10キロ買っていた時の値段だけど。(昔は)農家だったからその苦労はわかる」

 コメ農家・佐々木武美さん「新米をそのままを食べていただいて、味、香りを楽しんでほしい」