宮城県柴田郡に住む70代の会社員の男性が、投資に関する広告を通じて知り合った女を名乗る人物から指示された口座に現金を振り込み、約4300万円をだまし取られました。
警察によりますと、男性は、2025年5月、SNSで投資に関する広告にアクセスしました。そこで女を名乗る人物と知り合い、「高純資産の資金を活用し、株式の集中した売買を通じて資金を5倍に増やすことを目的としています。新規公開株式を購入すれば、上場した瞬間に大きな利益が出ます」などと勧められ、指示されたサイトに登録しました。
男性は、女を名乗る人物の指示のもと、2025年7月から9月にかけて、指定された口座に14回にわたり、現金計4300万円を送金しました。
14回の振り込み先は、すべて異なる口座だったということです。
資金を引き出そうとした際に、追加の振り込みを求められたことを不審に思った男性が、警察に相談して事件が発覚しました。
警察は、SNSで恋愛感情を利用してだます「ロマンス詐欺」として捜査しています。